■2009.10.27

「地獄な夜〜後編」


やっとこさ眠りにつきかけた頃

…ヒュルル…パサ!

ん?外から何か…
おっと、寒いと思ったら窓開いて…

……ぎ…ぎゃあああー!!

侵入者は…天下のゴキブリ様。

想像してくれたまえ。
頭はズキズキ、壁にはゴキ。
気絶してもおかしくない状況である。
が、ここで火事場のクソ力発動。

雑誌を手に…
…息を止めて……

…… 絶対外す わ け に は ………


…てか無理!
無理!むり!ムリやってギャアアァァ!

勢いよく雑誌を振り下ろした大野さん。
見事的中。
やればできるやん。
ゴキを新聞で包み、袋にポイ。
袋口はしっかり結んで…っと。

…ほっ…
そういや頭痛いんやった…やっと眠れる…


………カサ…カサカサ……


気のせいだろうか。
音がするのだ…ゴキ袋から。

…まさか…気絶してただけで…袋の中で生き…
………ギ…ギギ、ギエエェェーー!!

全身の血が逆流するとは
このような感覚なのだろう。
よろめきながら、マッハでゴキ袋をベランダへ。

あとは任せた。オトン。

翌日
オトンによって無事処理された
お騒がせなゴキ袋でした。

めでたし、めでたし。

←back next→